原宿CS大会規定 (バージョン1.2 更新日11/7/24)
 
はじめに
 
原宿CS大会規定は、円滑な大会の進行とプレイヤーを不正行為から守り、またプレイヤーにルールとマナーを守って、フェアなプレーを心がけてもらうことを目的として、規定されました。原則として、遊戯王ゼアルオフィシャルカードゲーム(以下遊戯王OCG)の公認大会規定及び大会罰則規定の内容を踏襲、補足しながらも、必要と思われるルールを他のTCG等などを参考にして、独自に追加したものです。よって、原宿CS以外の公認大会や非公認大会においては、それぞれの運営スタッフの指示に従ってください。なお、この規定は、原宿CS運営スタッフが、独自に考案したものであって、遊戯王OCGの発売元である株式会社コナミデジタルエンタテインメントとは一切の関わりはありません。
 
1. 罰則
 
1.1 チーム戦における罰則
 
チーム戦においては、チームメンバーの一人でも失格以上の罰則を受けた場合、そのチーム全体が同じ罰則を受けたこととする。
 
1.2 追加された罰則
 
A. 受賞資格を一段階下げる失格:該当のプレイヤー及びチームは、大会から除外され失格扱いとなり、その時点で決まっていた受賞資格を一段階下げた受賞資格を得る。
受賞資格を一段階下げるマッチの敗北:罰則を受けたプレイヤーに、マッチの敗北を適用した後、該当のプレイヤー及びチームは、受賞資格を得た場合、一段階下げた受賞資格を得る。
 受賞資格から下げられる段階数は、ジャッジが該当の違反の悪質性に応じて、任意で増やすことができる。また、この罰則の適用によって、受賞資格が空いた場合、必要に応じて、順次受賞資格を繰り上げる。繰り上げによって、受賞資格を持つプレイヤーまたはチームが複数になった場合、追加のラウンドを行うことを前提とするが、当日のスケジュールに寄る。
 
1.3 罰則の重さと段階
 
 注意<警告<デュエルの敗北<マッチの敗北<受賞資格を下げるマッチの敗北<失格<受賞資格を下げる失格<受賞資格を失う失格
 右側ほど重い罰則となっている。警告以上の罰則が適用された場合、原宿CS違反者データベースに半永久的に保存され、同様の違反を繰り返した場合、より重い罰則を適用できる。
 
2.      違反
 
この規定は、あくまで指針であり、実際は、悪質性や状況を考慮した上で、ジャッジが判断する。
 
2.1 追加された違反
 
A.     ジャッジに対する虚偽の申告 罰則:受賞資格を失う失格
B.     対戦時間終了後、決着がつかなかった場合、プレイヤーは通常よりも迅速にプレイする努力義務を負う。 罰則:デュエルの敗北
 
2.2       公認大会規定、大会罰則規定に罰則が明記されていない反則・違反行為の罰則
 
A.     対戦相手に対して「せかす」「罵倒する」等の行為を行う。 罰則:警告
B.     1ターンに3分を超える戦略考察を行う。 罰則:警告
C.     デュエル間のインターバル中のカードの入れ替え・シャッフルに3分以上を費やす。 罰則:警告
D.     故意に、トーナメント中に「デッキ記入シート」に記載したデッキ内容に変更を加える。 罰則:受賞資格を失う失格
E.     シャッフルやカットの際に故意にカードを見る。 罰則:受賞資格を失う失格
F.      カード内容を故意に偽って表現する。 罰則:受賞資格を失う失格
G.     ライフポイント・手札の枚数を故意に偽って表現する。 罰則:受賞資格を失う失格
H.    自分または相手のデッキから引かれるカードを操作する。 罰則:受賞資格を失う失格
I.       カードスリーブ・カードプロテクターの中に使用するカード以外のものを入れる。 罰則:警告、使用するカード以外のものを取り出してからゲームを進行する。
J.      プレイ中にカードまたは、カードスリーブ・カードプロテクターに印を付ける。 罰則:受賞資格を失う失格
K.     .「デッキ」「エクストラデッキ」「サイドデッキ」の枚数制限を超えたカードをデッキ構築に使用する。 罰則:デュエルの敗北、違反した「デッキ」「エクストラデッキ」「サイドデッキ」を正常な枚数に直してゲームを進行する。
L.      デュエルフィールド上に、デュエルの進行に必要の無い物を置く。 罰則:警告
 
2.3       公認大会規定に明記されているマナー
 
プレイヤーはマナーを守ることが義務付けられており、マナーに違反した場合は、注意から始まる罰則が適用される。
 
3. ジャッジ
 
原宿CSでは、大会中、最も責任が重く、失格以上の罰則を与えられる唯一のジャッジとして、ヘッドジャッジ一人を設置する。プレイヤーは、ヘッドジャッジ以外のジャッジの判断に不服がある場合は、ヘッドジャッジへと上告する権利を有する。
 
3.1 ジャッジの判断に時間がかかった際の対戦時間の追加
 
 ジャッジの判断に一分以上の時間がかかった場合、ジャッジの判断で、対戦時間を追加することができる。また、プレイヤーはそれを望む場合は、ジャッジに伝えた上で、実際に、それを行うかどうかは、ジャッジの判断となる。
 
3.2 観戦者及びチームメイトの権利と義務
 
 観戦者及びチーム戦のチームメイトは、前者は自由に、後者はチーム戦の結果が確定するまでの間は、チームメイトの試合のみを観戦することができる。その際は、公認大会規定及び大会罰則規定を遵守することとジャッジが違反等の事実確認のために、観客及びチームメイトに証言を求めた場合、偽りなくそれに答えることが義務付けられる。
また、観戦者及びチームメイトは、観戦している試合でルール的な誤りや不正行為を発見した場合に限り、ジャッジに報告する権利を有する。その場合、観戦者及びチームメイトは、直接ゲームの進行に関わらないこと。ジャッジに報告した上で、その後の判断はジャッジが行う。
 
付録
 
4. 個別の状況におけるルール
 
4.1 無限ループに関するルール
 
4.11 無限ループを起した側が任意の回数で止められ、繰り返すことでメリットの生じるループ
 
 お互いのプレイヤーの同意を得た場合に限り、それを起した側が自発的に止めることができ、繰り返すことでメリットが生じる無限ループを、それを起した側が指定した任意の回数分、処理を繰り返したものとして、効果を処理できる。ただし、起された側は、そのループに関連して、有意なタイミングでのカード、また効果の発動を目的した場合のみにに限り、無限ループの回数に関して同意しない権利を得る。
 
4.12 お互いの選択によって、無限ループになり、それによりメリットを受けるプレイヤーが居ない無限ループ
 
 このような場合では、四回目に同じ局面になった時に、このループの中で最初に行動を選択しているプレイヤーが違う選択を行うことによって、ループを回避しなければならない。
例:自分の場の阿修羅で相手の裏側表示のダークファミリアを攻撃した際、相手の墓地にダークファミリアがあり、自分の墓地には何もカードがなかった。相手はダークファミリアの効果でダークファミリアを選択し、自分は、阿修羅でもう一度戦闘を行ったが、相手のダークファミリアの効果の対象は、またダークファミリアだった。この場合、三回までは、阿修羅でダークファミリアに攻撃できるが、四回目には、このループの最初の行動を選択してる阿修羅のコントローラーは、ダークファミリアを攻撃する以外の行動を選択しなければならない。
 
4.2 投了(サレンダー)
 
 投了(サレンダー)は、お互いの了承があるか、自分のターンの終了時のみ可能とする。
 
4.3 インテンショナル・ドロー(ID、合意による引き分け)
 
 お互いのプレイヤーが金銭等のメリットの提示なしに、合意して引き分けを目的としたゲーム進行をすることは、ルール上問題としないが、ゲームの内容とは違う結果を報告することは、詐欺行為に当たり、受賞資格を失う失格が適用される。また、引き分けを目差すことをプレイヤー間で約束のうえで、どちらかのプレイヤーが裏切って、勝利した場合でも、ジャッジはこれをルール上、問題としない。
 
 
 
更新内容の付記
11/7/13 (バージョン1.0) 作成。
11/7/20 (バージョン1.1) 2.1追加された罰則にBを追加。その他文章の訂正、修正。
11/7/24 (バージョン1.2) 4.2 投了の項目を変更。
 
 
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